手作り結婚指輪の人気素材「ゴールド」について

ゴールドは結婚指輪の定番素材の一つですよね。
ジュエリーショップには職人さんの手によるゴールドの手作り指輪が所狭しと並べられています。
自分たちで結婚指輪を手作りする際にも、工房の指輪作成教室によってはゴールドで手作り結婚指輪を作成可能なところもあります。
今回はそんな結婚指輪の人気素材、ゴールドについての解説です。

ゴールドは貴金属の代名詞とも言える存在ですよね。
子供でも「金は高い金属」ということを常識的に認知していますので、おそらくこの世界でもっとも知名度の高い物質の一つに数えられるでしょう。

ゴールドは自然界にそのままの状態で存在している金属の一つなので、人類との付き合いが非常に長い金属の一つでもあります。
紀元前から高価な物質として扱われてきました。
古代エジプトのヒエログリフや旧約聖書にも、金に関わる記述が数多く記載されているほどです。

いったいなぜ、ゴールドはこれほどまでに長い間、人類に高価な金属として扱われてきたのでしょうか?
ゴールドよりも高価なレアメタルはいくつか存在しますが、ゴールドほど古くから価値が損なわれずに悠久の歴史を歩んできた金属はありません。
なぜゴールドが価値を損なうことがなかったのか、じつはその理由こそが、ゴールドが結婚指輪の定番となっている理由に直結しているのです。

ゴールドが長い歴史においてその価値を失うことがなかった理由は、第一に「加工がしやすかったから」というのがありますが、もう一つ大きな理由があります。
これは簡単に言うと「輝きを失わない物質だから」であると言えます。
ゴールドは腐食に強いのです。
装飾品として使用すれば、いつまでも変わらない輝きを放ちます。
この性質から、ゴールドは神秘的で実用的な金属として、現在まで一定の価値を保持し続けてきたのです。

輝きを失わないということは、つまり結婚後もずっと薬指につけ続ける結婚指輪の素材として最適であると言えますよね。
故にゴールドは結婚指輪の定番素材となっているのです。