和の結婚指輪を扱うブランド

他国の文化を自己流にアレンジして発展

日本ほど、他国の文化を取り入れて自己流にアレンジするのに長けた国はないかと思います。指輪が日本に上陸したのは、明治維新後。明治になると刀の需要はなくなり、職人達は路頭に迷っていました。そこで目を付けたのが指輪。職人たちは見様見真似で指輪を作ると、令和の時代でも通じるほどのクオリティになりました。
一時期は西洋のものをと躍起になっていたものの、時代が進むにつれて日本の美にも注目が集まります。指輪に日本の美を取り入れた「和風の結婚指輪」は人気が高く、求めている人は後を絶ちません。

和の結婚指輪を扱う巴

和風の結婚指輪を扱っているブランドは数多くありますが、中でもおすすめは「巴」でしょう。巴が手掛けているのは、七宝焼き・和彫り・象嵌の3種類です。
七宝焼きとは、金属の表面にガラスの釉薬(絵の具のようなもの)を乗せて焼き上げたものです。色鮮やかな仕上がりになり、見るだけでも惚れ惚れします。和彫りは、読んで字の如く掘って芸術品を作り出す技法です。巴の場合は桜の花や縁起物を指輪に和彫りして、幸せを紡いでいきます。象嵌は刻まれた模様の上に、違う素材を嵌めた物を指します。違う素材同士が呼応することにより、唯一無二の指輪に仕上がるでしょう。

シンプルだけど奥深い

巴の結婚指輪はシンプルなものが中心です。しかしシンプルだからとはいえ、地味な印象はありません。ありきたりなデザインの指輪は1つもなく、いずれも個性が出ています。
巴の結婚指輪には、富士山がモチーフの指輪があります。シルエットはとてもシンプルなもので、特筆すべきポイントはありません。ただ指輪の形が富士山になっているため、インパクトはあります。富士山は日本最強のパワースポット。富士山のパワーが指輪を介して流れてくれば、向かうところ敵なしです。

巴の店は?

巴の店は、日本全国各地にあります。北は北海道から南は沖縄まで。また店舗によっては、ジュエリー店というよりも江戸時代から続いているような老舗店の雰囲気があります。
店に訪れるだけでも、価値があるブランドです。